「似ている」ことと「気づかない」こと

■□■ 「言の葉たち」からの考えるヒント vol.34 ■□■

 

 

 何かと何かの「似ている」ところを探すとき、
 
 近くに並べて比べてみる。
 
 
 
 
 
 これは、やってみれば、
 
 結構、似ているところを見つけられる。
 
 
 
 
 
 たとえば、鉛筆と消しゴム。
 
 「書く」ものと「消す」もので、正反対なような気がする。
 
 
 
 
 
 でも、よく見ると、
 
 平らな面がいくつかあったり、
 
 その平らな面を持って、
 
 紙の上で使ったり、
 
 と、似ているところも見えてくる。

 

 

 

 

 だけど、

 

 何かと何かの一方が「自分」になると、
 
 途端に、難しくなる。

 

 

 

 「自分」と何かを並べて、
 
 「自分」の外側から「自分」も含めて比べてみることは、
 
 人間にとって、結構、難しいみたいだ。
 
 
 
 そして、
 
 「自分」の「似ている」ところの中には、
 
 「自分」では、なかなか「気づかない」ところが、
 
 まだまだ、たくさんありそうだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 あなたが「気づかなかった」誰かと「似ている」ところは、

 

 どんなところでしたか?
 
 
 
 

  【今日の言の葉たち】

 「似ている」…「気づかない」

 

 

 ※上記の「言の葉たち」のつながりは、「現代日本語書き言葉均衡コーパス」の利用により得られたものです。