■□■ 『3』で考える。『3色思考法』 vol.7 ■□■
このブログでは、
「ものの見方・考え方」を変えるための「考えるヒント」をシンプルに創り出す方法について、
いろいろなテーマを題材として取り上げて解説していきます。
あなたは、
「熱し易く冷め易い」とか、
「飽きっぽい」とか、
「いろいろなことに手を出すが、長続きしない。。。」とか、
ということを言われたことはありませんか?
私自身は、子供の頃に、よく「熱し易く冷め易い」などと言われました。(笑)
(でも、今は、ようやく「“冷めない石”を見つけられた」と感じています。)
これらの言葉は、言った方も、言われた方も、
「褒め言葉」として、捉えていることは「まず、ない」ですよね。
世の中的には、
「石の上にも三年」
や
「雨垂れ石を穿つ」
などの言葉に代表されるように、
「一つのことに集中する」ということを称賛する傾向にあります。
「集中できている人の方が仕事の効率が2倍も3倍もいい!」
「集中力が成功するために鍵!」
などなど、
「集中することのメリット」は至るところで目にすることができます。
そのため、
「いろいろなことに興味があり、なかなか一つのことに集中できない。。。」
という自分は、
「一つのことに集中できる人に比べて、きっと、劣っているんだろうな。。。」と、
感じてしまい、「何となく悩んでいる。。。」
悩んでいるとまでは、いかなくても、「あまり肯定的な気持ちになれない。。。」
という人も結構いるのではないでしょうか。
その一方で、
「一つのことだけに集中することに、価値を見い出せない。。。」
「なぜ、一つのことに集中しなければならないのか???」
など、というように感じている人も少なくないのかも知れません。
このように感じている人でも、
なんとなく、世の中的な「後ろめたさ?」を感じてしまうこともあるかもしれません。
今日は、
「一つのことに集中できない。。。」と悩みを感じていたり、
「悩み」とまではいかなくても、そのことにあまり肯定的になれなかったり、
という状況から抜け出すための「以外な方法」について、
一緒に考えてみたいと想います。
世の中には、いろいろな思考法がありますが、
このブログでは、「一つの方法に集中して」(笑)、
『三彩の言の葉』辞典を用いた『彩(いろどり)シフト法』をメインに使っていきます。
(※既に他の記事を読まれて、『三彩(みいろ)の言の葉』辞典や『彩(いろどり)シフト法』についてご存じの方は、今日のテーマに関する部分まで、読み飛ばしてください。)
この『三彩の言の葉』辞典は、「ものの見方・考え方」を変えるための「考えるヒント」を創り出す新しいタイプの思考法である『彩(いろどり)シフト法』を使うために新しいタイプの辞典になります。
この辞典を使うことによって、
あなたは「ものの見方・考え方」を変えるための新しい思考法を手に入れることができます。
「いろいろなことに興味のある」タイプのあなた。
是非、あなたの思考法のレパートリーの一つにこの新しい思考法を加えてみてください!
「ひとつのことに集中する」タイプのあなた。
是非、この思考法を「究めて」みてください。
きっと、いままで見えなかった「新しい景色」が手に入るはずです!
試用版は無料でダウンロードできますので、まだダウンロードしていない場合には、
下記URLをクリックしてダウンロードしてください。
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ダウンロードは済みましたか?
では、早速、
「ひとつのことに集中する」
ということについて考えていきましょう!
『彩(いろどり)シフト法』の基本ステップは、次の3ステップです。
Step1. 問題・課題を文章化する。
Step2. 問題・課題を表した文章より、キーフレーズを抽き出す。
Step3. 『三彩の言の葉』辞典を用いて、キーフレーズに含まれる語句を置き換えたフレーズをつくる。
基本は以上です。
Step3.で語句が見つからない場合や、見つかっても、「考えるヒント」となるようなフレーズが見つからない場合には、
キーフレーズを見直してから、Step3.を繰り返します。
では、具体的に考えていきましょう。
Step1. 問題・課題を文章化する。
今回のテーマは「ひとつのことに集中する」ですので、
抽象的ではありますが、問題・課題を文章化できています。
ですので、まずは、次のステップに進んでいきましょう。
Step2. キーフレーズを抽き出す。
キーフレーズとしては、
「◯◯を△△する」というような形で表すと探し易いので、
まずは、この形で抽き出してみましょう。
すでに、この形になっているので、
まずは、「ひとつのことに集中する」というキーフレーズで試してみましょう。
Step3. 『三彩の言の葉』辞典を用いて、キーフレーズに含まれる語句を置き換えたフレーズをつくる。
このキーフレーズを構成している語句は、
「ひとつのこと」と「集中する」になります。
この2つの語句を『三彩の言の葉』辞典で引いてみます。
索引を使って探したり、pdfファイルの検索機能を使っても検索することができます。
『三彩の言の葉』辞典で引いた結果、
「集中する」は【6】【8】【26】にありましたが、
「ひとつのこと」はありませんでしたね。(※)
(※『三彩の言の葉』辞典は適時、語彙を拡張しています。
この結果は、2015年8月7日現在の状況です。)
ですので、キーフレーズを見直してみましょう。
キーフレーズを見直す問いかけとして、
「~とは?」
「~とは何か?」
「~とはどのようなことか?」
という問いかけを使います。
これは「~」についてその本質を脳に探してもらうためにとても有効な問いかけです。
では早速、問いかけてみましょう。
「ひとつのことに集中することとはどのようなことか?」
たとえば、
「ひとつのことに集中すること」とは
「焦点を絞る」こととも捉えられます。
このような捉え方をすることは、抽象的な思考に慣れないと難しいかもしれません。
「ひとつのことに集中することとは?」の「応え」としては、いろいろなものが考えられます。
ここで説明する「焦点を絞る」というものだけが、「応え」ではないので、安心してください。
この『彩(いろどり)シフト法』には正解がある訳ではありませんので、
自由に発想して、自由に試行錯誤を楽しんでみてください!
あなたが感じた「応え」の方が、もっと本質的な「考えるヒント」を提示してくれるかもしれません!
「これは!」というものを想いついた方は是非教えてくださいね!
ここでは、「焦点を絞る」という捉え方を例に話を進めていきます。
Step3. 『三彩の言の葉』辞典を用いて、キーフレーズに含まれる語句を置き換えたフレーズをつくる。
この「焦点を絞る」というフレーズをキーフレーズとして、
『三彩の言の葉』辞典で引いてみましょう。
「焦点」は【94】にあり、
「絞る」は【15】にありました。(※)
(※『三彩の言の葉』辞典は適時、語彙を拡張しています。
この結果は、2015年8月7日現在の状況です。)
この中から、気になる組とその組の中の各『彩(いろどり)』(赤・青・緑)より気になる語句を選んでみます。
たとえば、
「焦点」→【94】(価値観/理解/焦点)
「絞る」→【15】(創り出す/深める/絞る)
が気になったとします。
まずはキーフレーズの『彩(いろどり)』をチェックすると、
「焦点を絞る」→(緑・緑)です。
この『彩(いろどり)』を(赤・青・緑)の順を遡るように
(…→赤→緑→青→赤→…)というようにシフトさせます。
「焦点を絞る」は(緑・緑)でしたので、
これを1回シフトさせると、(青・青)になります。
対応する語句を並べると、「理解を深める」となります。
同様にもう一度シフトさせると、(赤・赤)となり、
対応する語句を並べると、「価値観を創り出す」となります。
この『彩(いろどり)シフト法』では、「ものの見方・考え方」を変えるための「考えるヒント」を得ることを、
とてもシンプルな語句の置き換えという方法で実現しています。
少しぎこちないフレーズですが、
これらの「考えるヒント」について考えてみましょう。
「焦点を絞る」
↓
「理解を深める」
↓
「価値観を創り出す」
どうですか?
もっと身近に感じられるようにしていくために、自分の感じるままに、これらのキーフレーズを肉付けしていってみましょう。
たとえば、
「自らの心の趣くままに焦点を絞る」
↓
「お互いに無関係に映るいくつかの興味あることについて理解を深める」
↓
「それらの関係から浮かび上がってくるところにしっかりと自分の価値観を創り出す」
という感じで、自分の感じる方向に肉付けしていくことができます。
その人、それぞれの「感じ方」「肉付けの仕方」があると想います。
それは、どれが正解ということではなく、
きっと、あなたの無意識が、あなたの問題を解決するためのヒントとして、その言葉を意識に浮かび上がらせているのだと想います。
ですので、それを素直にすくい上げて、繋ぎ合わせていきましょう!
頭で何かを考えようとして、意識的に「焦点を絞ってしまう」よりも、
心で何かを感じて、無意識に委ねて「言葉を浮かび上がらせる」方が、
効果的だと感じています。
是非、試してみてください!
今回、ここで例として示すものよりも、
もっともっと、あなたの「目標」や「夢」に寄り添った「考えるヒント」が、
浮かび上がってくるかも知れません!!!
今回の例では、
「自らの心の趣くままに焦点を絞る」
↓
「お互いに無関係に映るいくつかの興味あることについて理解を深める」
↓
「それらの関係から浮かび上がってくるところにしっかりと自分の価値観を創り出す」
という、3つキーフレーズを得たとします。
そうすると、これらのキーフレーズの繋がりより、
いきなりは難しいかもしれませんが、
繰り返し、少しずつ、イメージを膨らませていくと、
例えば、以下のようにイメージを膨らませることもできると想います。
「自らの心はいくつもの方向に向かっていて、「焦点を絞ることは難しそう」に感じる。
しかし、その一見、無関係に見えることについて、
ひとつひとつしっかりと「理解を深めていく」と、
そこには、いままで表面的には見えなかった「繋がり」=「関係」が姿を現してきていた。
そして、その「繋がり」=「関係」が指し示す”ところ”こそが、
表面的には、無関係に映るいくつかの興味あることの「根っこ」の部分であり、
自分の心が無意識のうちにこだわっている「大切な価値観」であると言える。
そして、その「価値観」を自分のうちにしっかりと創り上げ、
表面的に、無関係に見えていたいくつかの興味あることを見渡すと、
すべては、自分の「大切な価値観」でしっかりと繋がっていることに気づくことができるでしょう。
そうすれば、もう、それは、あなたにとって、無関係ないくつかのことではなく、「しっかりと結ばれた一つのこと」となって捉えられるでしょう。
これで、安心して「自分のやり方」で歩みを進めていくことができるはずです!」
これを図にしてみると以下のように表現できると想います。
どうでしたか?
これで、あなたがどんなタイプでも、
「表面的な焦点に迷わされずに、
あなたの根底にある真の価値観に焦点を絞って、
自分のやり方で、迷わずに進んでいくことができる!」
と想います。
あなたの「根底にある価値観」のイメージはどのようなものでしたか?
そして、その「根底にある価値観」は、あなたの興味あることをしっかり繋いでくれましたか?
是非、この問いかけの「応え」をノートに書いてみてください。
私の場合の「根底にある価値観」は、
「新たな創造で世の中に貢献する」というイメージでした。
そして、その「根底にある価値観」は、今まで自分が「穿ってきた」そして「穿とうとしている」さまざまな「石」をひとつにしっかりと繋いでくれています。
是非、『三彩の言の葉』辞典を読んでみて、分かり難いところなどを教えてください。
また、この記事に関する質問なども是非お願いします。
下記メールアドレスやコメントにてお気軽にお問合せください。
message@miironokotonoha.com
また、取り上げてほしいテーマなども募集していますので、お気軽にどんどんお知らせください。
【15】(創り出す、深める、絞る)
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