■□■ 『3』で考える。『3色思考法』 vol.5 ■□■
このブログでは、
「ものの見方・考え方」を変えるための「考えるヒント」をシンプルに創り出す方法について、
いろいろなテーマを題材として取り上げて解説していきます。
どちらの人生も自由に選べることができるとしたら、
A: 「楽な人生」
B: 「充実した人生」
あなたは、どちらの人生を選びますか?
多くの人が、Bの「充実した人生」を選ぶのではないでしょうか。
人は「社会的欲求」「尊厳欲求」「自己実現欲求」など、「外的に」または「内的に」「充たされたい」という「欲求」を持っていると言われています。
すなわち「充たされたい」ということは、人の心に強い「欲求」として深く根付いているものということができます。
では、あなたにとって「充実した人生」とは、どんな人生でしょうか?
きっと、「何かに向かって努力を一生懸命している人生」なのではないでしょうか。
「家族と幸せに暮らすために、日々一生懸命に仕事をしている人」
「自分の夢に向かって、自分を成長させるべく日々努力をしている人」
「自分の好きな趣味の世界で、何かを成し遂げようとコツコツと努力をしている人」
などなど、「努力の向き」はさまざまですが、
その人にとって、その「向き」は、「自分を充たす」上で、十分な「向き」であると感じられる場合が多いのではないでしょうか。
なぜなら、それは「自分の心が自発的に向いた向き」だからです。
でも、もし、あなたが「“自分の向き”がよくわからない。。。」と感じられているとしたらどうでしょうか。
たとえば、
「日々、一生懸命努力しているけれど、
この努力がどこに向かっているのか分からずに、
何となくモヤモヤした気持ちになってしまう。
そんなモヤモヤした気持ちを引きずって日々過ごしていると、
一生懸命努力していくことも、だんだん、辛くなってきてしまう。」
たとえば、
「人生のさまざまな岐路に立ったとき、“自分の進む向き”がよくわからないので、
何を基準に判断してよいのか分からず、悩んでしまう。
また、何の根拠もなく決めたとしても、
それが自分にとってよい判断なのかが分からず、不安になったり、
その結果が悪い方向に傾き始めると、そんな判断をした自分を恨んでしまう。」
そんな「悩み」や「不安」を、ずっと抱えていくことは、避けたいですよね!
「“自分の向き”をしっかりと捉える」ことができたとしたら、どうでしょうか。
きっと、そんな「悩み」や「不安」はすっかりと解消していますよね!
たとえば、
「自分の努力の向きが明らかになって、
モヤモヤした気持ちで悩んだりすることもなくなり、
目の前にある問題を解決するために、
しっかりとした判断基準をもって、
迷わずに行動できるようになっている。」
たとえば、
「人生の大小さまざまな岐路に立たされたとしても、
自分の進む道をしっかりと見据えて、
自分の責任として、しっかりと迅速な判断ができるようになっている。」
そんな未来が俟っていると言えるでしょう。
「人生」はよく「航海」に喩えられます。
そして、「人生の進む方向」を指し示すものの喩えとして「羅針盤(方位磁針)」が使われます。
「自分の人生」という「大きな海原での航海」で、「自分の羅針盤」がどちらの方向を指しているかを知らずに、航海していくことの無謀さは、直感的に感じられると想います。
そのような状態から、早く抜け出すために、
是非、これから一緒に考えていきましょう!
前置きが長くなりましたが、本題に入りましょう!
今日は、「自分自身の羅針盤の指し示す向きを捉える方法」について考えていきます。
このブログでは、『三彩の言の葉』辞典を用いた『彩(いろどり)シフト法』をメインに使っていきます。
(※既に他の記事を読まれて、『三彩(みいろ)の言の葉』辞典や『彩(いろどり)シフト法』についてご存じの方は、今日のテーマに関する部分まで、読み飛ばしてください。)
この『三彩の言の葉』辞典は、「ものの見方・考え方」を変えるための「考えるヒント」を創り出す新しいタイプの思考法である『彩(いろどり)シフト法』を使うために新しいタイプの辞典になります。
この辞典を使うことによって、
あなたは「ものの見方・考え方」を変えるための新しい思考法を手に入れることができます。
試用版は無料でダウンロードできますので、まだダウンロードしていない場合には、
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では、早速、
「自分自身の羅針盤の指し示す向きを捉えるためにはどのようにすればよいだろうか?」
という問いかけについて考えていきましょう!
『彩(いろどり)シフト法』の基本ステップは、次の3ステップです。
Step1. 問題・課題を文章化する。
Step2. 問題・課題を表した文章より、キーフレーズを抽き出す。
Step3. 『三彩の言の葉』辞典を用いて、キーフレーズに含まれる語句を置き換えたフレーズをつくる。
基本は以上です。
Step3.で語句が見つからない場合や、見つかっても、「考えるヒント」となるようなフレーズが見つからない場合には、
キーフレーズを見直してから、Step3.を繰り返します。
では、具体的に考えていきましょう。
Step1. 問題・課題を文章化する。
今回のテーマは「自分自身の羅針盤の指し示す向きを捉えるためにはどのようにすればよいだろうか?」ですので、
抽象的ではありますが、問題・課題を文章化できています。
ですので、まずは、次のステップに進んでいきましょう。
Step2. キーフレーズを抽き出す。
キーフレーズとしては、
「◯◯を△△する」というような形で表すと探し易いので、
まずは、この形で抽き出してみましょう。
まずは、
「向きを捉える」というキーフレーズで試してみましょう。
Step3. 『三彩の言の葉』辞典を用いて、キーフレーズに含まれる語句を置き換えたフレーズをつくる。
このキーフレーズを構成している語句は、
「向き」と「捉える」になります。
この2つの語句を『三彩の言の葉』辞典で引いてみます。
索引を使って探したり、pdfファイルの検索機能を使っても検索することができます。
『三彩の言の葉』辞典で引いた結果、
「向き」は【12】【77】【181】にあり、
「捉える」は【16】【203】【206】にありました。(※)
(※『三彩の言の葉』辞典は適時、語彙を拡張しています。
この結果は、2015年8月7日現在の状況です。)
この中から、気になる組とその組の中の各『彩(いろどり)』(赤・青・緑)より気になる語句を選んでみます。
たとえば、
「向き」→【181】(価値観/向き/広がり)
「捉える」→【16】(耳を傾ける/捉える/表現する)
が気になったとします。
まずはキーフレーズの『彩(いろどり)』をチェックすると、
「向きを捉える」→(青・青)です。
この『彩(いろどり)』を(赤・青・緑)の順を遡るように
(…→赤→緑→青→赤→…)というようにシフトさせます。
「向きを捉える」は(青・青)でしたので、
これを1回シフトさせると、(赤・赤)になります。
対応する語句を並べると、「価値観に耳を傾ける」となります。
同様にもう一度シフトさせると、(緑・緑)となり、
対応する語句を並べると、「広がりを表現する」となります。
この『彩(いろどり)シフト法』では、「ものの見方・考え方」を変えるための「考えるヒント」を得ることを、
とてもシンプルな語句の置き換えという方法で実現しています。
少しぎこちないフレーズですが、
これらの「考えるヒント」について考えてみましょう。
「向きを捉える」
↓
「価値観に耳を傾ける」
↓
「広がりを表現する」
このままでは抽象的すぎるので、自分の感じるままに、これらのキーフレーズを肉付けしていってみましょう。
たとえば、
「自分自身の羅針盤の指し示す向きを捉える」
↓
「自分の根底にある価値観に耳を傾ける」
↓
「ありたい姿を映し出す広がりを表現する」
という感じで、自分の感じる方向に少し肉付けすることもできると想います。
その人、それぞれの「感じ方」「肉付けの仕方」があると想います。
それは、どれが正解ということではなく、
きっと、あなたの無意識が、あなたの問題を解決するためのヒントとして、その言葉を意識に浮かび上がらせているのだと想います。
ですので、それを素直に拾って、繋ぎ合わせていきましょう!
今回の例では、
「自分自身の羅針盤の指し示す向きを捉える」
↓
「自分の根底にある価値観に耳を傾ける」
↓
「ありたい姿を映し出す広がりを表現する」
という、3つキーフレーズを得たとします。
そうすると、これらのキーフレーズの繋がりより、
いきなりは難しいかもしれませんが、
繰り返し、少しずつ、イメージを膨らませていくと、
例えば、以下のようにイメージを膨らませることもできると想います。
「自分の「ありたい姿」を指し示す「自分自身の羅針盤の向きを捉える」ためには、
「自分の根底にある価値観からの声に耳を傾ける」ことが大切だと言えます。
そして、その「価値観からの声」を直接聴くことが難しい場合には、
自分の「ありたい姿」を具体的に想像してみると「考えるヒント」になるかも知れません。
そして、いくつもの「ありたい姿」がある場合には、それらに共通した「自分自身の根底にある価値観」をイメージしてみましょう。
また、自分の「ありたい姿」が全く想い浮かばないような場合には、自分がどうしても譲れない「こだわり」にフォーカスしてみると「自分自身の根底にある価値観」が浮かび上がってくると想います。
そして、その「自分自身の根底にある価値観」のフィルターを通して「ありたい姿」が描き出す「広がり」=「未来」をイメージしてみましょう。
きっと、その「広がり」の中に、自分が進んでいく「向き」が、「そっと」、しかし、「確実に」示されていると想います。」
これを図にしてみると以下のように表現できると想います。
あなたの「根底にある価値観」のイメージはどのようなものでしたか?
そして、「ありたい姿が映し出す広がり」が指し示すあなたの「羅針盤」はどのような「向き」を指し示していましたか?
是非、この問いかけの「応え」をノートに書いてみてください。
私の場合の「根底にある価値観」は、
「新たな創造へのチャレンジ」というイメージでした。
そして、自らの「ありたい姿が映し出す広がり」が指し示す「向き」は、
「より多くの人が、考えることを、楽しく、面白く、嬉しく、感じられるように、
新たな思考を支援する方法の創造にチャレンジし続けていく!」という「向き」だと言うことができます。
是非、『三彩の言の葉』辞典を読んでみて、分かり難いところなどを教えてください。
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また、取り上げてほしいテーマなども募集していますので、お気軽にどんどんお知らせください。
【16】(耳を傾ける、捉える、表現する)
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